2025年3月に香港に行ってきた。往復ともに香港エクスプレスを利用したのだが、この記事では往路で利用したUO623便の搭乗記である。
フライト情報
今回利用したフライトの詳細は以下の通り。
- 便名:UO623
- 路線:羽田空港 - 香港空港
- 発着時刻: 23:55発 - 04:15着(5時間20分)
- 座席:エコノミー ウルトラライト
- 機体:A321neo
香港エクスプレスのウルトラライト
香港エクスプレスのチケットにはいくつかの種類があり、機内持ち込みできる荷物のサイズもチケットによって制限されている。その中でも今回利用したウルトラライトは、機内持ち込み可能な荷物のサイズが最も小さいチケットなのである。ちなみに預け入れ荷物はもちろん追加料金が必要である。
公式サイトにあるように、このウルトラライトのチケットでは、以下のように前の座席の下に収納できるサイズの荷物しか持ち込みが許可されていない。
身の回り品x1個
小型のハンドバッグ、ラップトップバッグ、小型バックパック、カメラバッグなど
前の座席の下に収納できること サイズは40(縦)×25(横)×20(高さ)cm以内で、重さは7kgを超えないこと
このような機内持ち込み手荷物のサイズに2段階の制限がある航空会社を利用するのは今回が初めて。香港エクスプレス以外にもこのような販売方法を取っている航空会社はあるのだろうか?
チェックイン時に手荷物サイズチェックはある?
このチケットを買ってまず気になったのは、持ち込む手荷物のサイズがどの程度厳密にチェックされるのか?ということだ。機内持ち込みの重量を計測するLCCはよくあるが、サイズは聞いたことがない。どこまで徹底しているのかと疑問に思いながら、一応ルール通りに収まるバックパックひとつに荷物をまとめて羽田空港に向かった。
チェックイン時には、以下のようなタグが渡されバックに付けるように言われた。タグには「APPROVED SMALL PERSONAL ITEM」と書かれており、このバックパックは小型のバックとして承認されたようだ。(少なくとも今回は)荷物の厳密なサイズ計測は行っておらず、スタッフの目視でおおよそ小さいバックを持っている人にはこのタグを配っているようだった。

搭乗口では手荷物サイズチェックはある?
搭乗口付近にやってきた。これから乗るA321neoの機体が見える。

搭乗口には以下のような機内持ち込み荷物のサイズを計測するカゴのような物があった。2つのカゴがあり手前がウルトラライトで唯一持ち込みが許可される小さい手荷物のサイズらしい。係員がチェックするときにはこのカゴの中に収まればOKということなんだろう。

ただし、(少なくとも今回は)搭乗時にも手荷物の計測は行われず、そのまま搭乗開始に。

座席はリクライニングできる?
搭乗して座席について気づいたのだが、このシート、リクライニングできない。

公式サイトによると、どうやら今回利用した香港エクスプレスのA321neoの機体は、全シートがリクライニングできないらしい。深夜便なのだがこれは辛い。無事に寝られるだろうか。
A321neoは全ての座席がリクライニングできません。
最前列は課金する価値あり?
リクライニングができないという予想外の事態を搭乗後に知ったのだが、その他にも予想外の事態がもう一つ。
今回は深夜便ということで、広々していそうな最前列の座席を指定していたのだが、思ったより壁が近い。シートから壁までの距離が微妙に足りず、足が微妙に伸ばしきれない(私の身長は約170cm)。うーん、これは辛いかも。

ちなみに香港エクスプレスでの座席位置の事前指定は有料であり、この最前列や非常口座席はの指定は最も高い(約3600円)。それなのに足が伸ばしきれないとは、予想外だった。
まとめ
香港まで約5時間のフライトも無事終わり、降機。フライト中はしっかり寝て香港を満喫するつもりだったのだが、あまり熟睡できなかった。リクライニングができず、足を伸ばしきれないというのは結構辛い。
いつもより文句が多めの記事になってしまったのだが、もちろん良かった点もあった。他のSFCと比べて安かったし、機内はきれいに清掃されていたし、ほぼ定刻通りのフライトだった。
