2024年1月にアシアナ航空を利用した際、幸運なことにアップグレードによりアシアナ航空のエコノミースマーティウムクラスを利用することができました。実際に乗ってみた体験記です。
搭乗口でアラームが鳴り引き止められる
今回利用した便はOZ501 韓国・仁川発、フランス・パリ(CGD)行きです。搭乗時刻になり、搭乗口でチケットをかざすと何やらアラームが鳴り、引き止められました。初めての経験だったので、何かやらかしたか?と心配になっていましたが、スタッフの方が「アップグレード」などと言いながら搭乗券を交換してくださいました。
座席位置が前方の座席に変更になっています。エコノミー スマーティウムクラスというちょっと良いエコノミー座席のようです。おそらくその座席が空いており、私がスターアライアンスゴールド会員ということで、アップグレードしてくださったのかなと思います。初めての経験だったのでワクワクしながら機内に向かいます。
エコノミー スマーティウムクラスとは?
このブログ記事を執筆するにあたって、アシアナ航空のエコノミー スマーティウムクラスについて調べてみました。
アシアナ航空のエコノミー スマーティウムクラスとは、A350の機体で提供している、「エコノミークラスより足元のスペースが約10cm広い」座席だそうです。座席はエコノミークラスの前方4列に位置しており、位置づけとしてはエコノミークラスではあるのですが、少し足元が広く過ごしやすい空間を提供しているようです。
通常は有料で販売されており、通常のエコノミークラスの料金に加えて飛行距離に応じた追加料金、47,000ウォンから209,000ウォン(オンライン事前購入時の5%割引の場合)を払うと利用できるようです。今回の仁川-パリ間ですと、209,000ウォン(2万円強)ですので、なかなか良いお値段な気がします。
実際に乗ってみた
実際に搭乗してみると、座席は通常のエコノミークラスと同じです。アメニティとしてブランケットやスリッパが用意されていますが、これらはアシアナ航空のヨーロッパ便であれば通常のエコノミークラスでも用意されているものかと思います。
しかし、シートに座り前の座席との間隔を体感すると、たしかに広い。通常、膝と前座席の間にはこぶし1から1.5個くらいかと思いますが、余裕で2、3個入りそうです。実際に、トイレに立つときに出入りしやすかったり、足を組みやすかったりとメリットを体感しました。通常のエコノミークラスより約10cm広いだけなのですが、思ったよりも違いがある印象でした。
エコノミークラスとの違いをまとめると
今回の経験から、エコノミークラスとの違いをまとめると以下の通りになりそうです。
まずは違い(エコノミー スマーティウムのメリット)としては以下があげられます。
- 前後のシート間隔が広い
- 通常のエコノミークラスより優先的に搭乗が可能
- 手荷物の優先受取が可能
- 長距離(アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア)路線利用時は、仁川空港の「ビジネスラウンジ」を利用可能 (仁川空港出発便に限る)
逆に以下の内容はエコノミークラスと差分はないようです。
- 座席に用意されているアメニティ
- 機内食
- 前後のシート間隔以外の座席構成、配置(シート自体はエコノミークラスと同じで、モニター等にも違いはないようでした)
まとめ
これまでエコノミー スマーティウムクラス自体を知らなかったのですが、今回運良くアップグレードで利用することができました。座席の前後間隔が10cm広いというのが思ったよりも快適になるのだなと実感しましたが、一方で身長174センチの私としては通常のエコノミークラスでも十分かなとも感じました。ただし、身長が高い方やお子様連れの方などには有益なサービスなのかもしれません。
以上、アシアナ航空のエコノミー スマーティウムクラスの体験記でした。