2019年11月の韓国釜山旅行で、甘川文化村に行ってきたのでその様子をご紹介します!
甘川文化村とは
甘川文化村は、公式Webページによると、もともとは1950年の朝鮮戦争の難民がつくりあげた集落だったそうです。
その後、2009年から、集落をあげての美術プロジェクトが発足し、民家も含めた建物がカラフルに彩られており、また建物が山の斜面の沿って並んでいるため、その風景から「韓国のサントリーニ」などと呼ばれているそうです。
そして、2015年には140万人が訪れる観光地になったそうです。
行き方
冒頭で述べたとおり、甘川文化村は山地であり、かつ最近(約10年から)有名になった観光地ですので、付近に地下鉄の駅はありません。
地下鉄1号線のチャガルチ駅等からマウスバスというバスで行くことができます。
今回、私も地下鉄チャガルチ駅から、マウルバスを利用して甘川文化村に行きました。
チャガルチ駅からの行き方をご紹介します!
チャガルチ駅の3番出口を出て、
反対側に歩いていきます。
すると、マウルバスの停留所があります。
甘川村を通る路線は、「1-1」「2」「2-2」ですので、いずれかのバスが来たら、乗車します。
甘川文化村の最寄りのバス停は
甘川小学校/甘川文化村(감청초등학교/감천문화마을、カムチョンチョドン ハッキョ/カムチョン ムンファ マウル)
です。
「1-1」「2」「2-2」の路線案内には、それぞれ記載があります(👈マークのところ)
今回、どの路線に乗ったかは忘れてしまいましたが、バスの車内はこんな感じ。
少し小型な路線バスという感じです。
甘川文化村に向かって、坂道をどんどん登っていきます。
途中、少しづつカラフルな家が増えてきた!
ということで、甘川文化村到着!
バス停の目の前が甘川文化村の入り口です。
見惚れる町並み
入り口を入ると、はじめは商店街のようになっています。
今回は人も少なく、快適でした!
オレンジの生搾りもやってました。
少し進むと、左手にこんな風景が広がります!
キターーーって感じです。
遠くには海が見えます。
とても綺麗ですね。見惚れてしまいます。
アート
甘川文化村はアートの街ということで、カラフルな建物だけでなく、壁にアートが描かれています。
風船や、
リアルに描かれた本棚。
井戸の近くには、昔の暮らしの様子が描かれています。
こちらは魚が集まってできた魚。
カラフル番スイミーという感じでしょうか。
画だけではなく、立体アートもありました。
星を見に行く階段
甘川文化村には「星を見に行く階段(英語:Stairs to See Stars)」という名前がつけられた148段の階段があります。
なんかロマンチックな階段なのかなーと思つつ、英語の説明を読んでみると、
「重い荷物を持って登ると、めまいがして星が見える」から、そう名付けられたそうです。
ただし、これには深い意味付があり、水の運搬で山を上り下りしていた昔の人達や、現在を生きている住民の姿を表現しているそうです。
148段は結構長いですね。
おみくじ
甘川文化村を散策していると、途中で、おみくじがありました。
記念に引いてみます。
まず1,000ウォンをコインに交換します。
そのコインで、自分の干支が描かれたガチャガチャを回します。
ヨングンサの記事でも紹介しましたが、韓国も干支の文化が根付いているのですね
私は戌年なので、ここ。
出てきたカプセルを開けると、紙が入っています。
おみくじの中身はこんな感じ!
全部ハングル!!!
読めない...
いつか、翻訳しようと持ち帰ってきました...(いまだ翻訳できておらず)
韓紙を使ったお土産屋さん
最後に、韓紙マウルという韓国の伝統的な紙を使ったお土産が売られているお店に寄りました。
(店内は撮影NG)
記念にうちわを買いました。夏は普段使えますからね。
まとめ:歴史的背景を感じさせない美しさ
甘川文化村は、冒頭で紹介したとおり、もともとは戦争で行き場を失った方々が集まってできた集落ですので、歴史的には負の側面が大きかったと思います。
しかし、集落を上げての取り組みによって、釜山を代表する観光地になったことは、なかなかできることではないと思いました。
戦争の悲惨さを伝えるのではなく(もちろんそれも大事ですが)、アートの集落にすることで、老若男女が楽しめる場所になったのかな、と感じました。
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