2023年1月のヨーロッパ周遊旅行において、ドイツ・フランクフルトに滞在しています。フランクフルト滞在は2泊3日で、この日は2日目です。1日でフランクフルトの観光を全力で楽しみたいと思います。
- 出発はフランクフルト中央駅から
- Euro-Skulptur:ユーロマークのモニュメント
- Main Tower (マインタワー)でフランクフルトを一望
- 旧オペラ座(フランクフルト歌劇場)
- ショッピング
- マイン川のほとりを散歩
- フランクフルト大聖堂
- レーマー広場(Römerberg)でかわいい建築を見学
- 0ユーロ紙幣
- 鉄の橋
- フランクフルト通信博物館(Museum for Communication Frankfurt)
- 最後はライトアップされたフランクフルト中央駅を楽しむ
- まとめ
出発はフランクフルト中央駅から
本日のフランクフルト観光は中央駅からスタートです。この中央駅はフランクフルトの主要駅であり、1888年に開業した歴史ある駅でもあります。ドイツ国内または国外(アムステルダム、ブリュッセル、パリ、バーゼル、ウィーン)の都市への鉄道が乗り入れており、また空港からのアクセスもよく、付近にホテルも多くあるため、出張・観光問わず宿泊におすすめの場所です。実際に私もこのフランクフルト中央駅近くの東横インに宿泊していました。
中央駅の中に入ると高い天井が印象的です。駅構内にもカフェやショップなどが軒を連ねており、構内を歩いているだけでも楽しめます。
手前にはマクドナルド。ドイツのマクドナルドにはWaffle Friesという格子状のフライドポテトがあるそうで、食べたかったのですが、このときはホテルで朝食を取った直後だったのでスキップ。写真の右上の壁には韓国の航空会社アシアナ航空のロゴがあります。おそらく広告なのでしょうが、駅舎の雰囲気を壊さない感じが好印象です。
こちらはSchmitt & Hahnというドイツの書店チェーンです。絵葉書なども売られているのでお土産選びに立ち寄っても良いかもしれません。
こちらはTravelShopというお土産ショップです。
店内には海外旅行の定番であるマグネットや、酒類・アイスなども売られています。
旅行中、駅を観光地として見ることは少ないかもしれませんが、ヨーロッパの主要駅は建物自体が立派ですし、時間があれば見てみると楽しいものです。
Euro-Skulptur:ユーロマークのモニュメント
フランクフルト中央駅から歩いて10分ほどのところにEUの通貨マークであるユーロマークのモニュメント(Euro-Skulptur)があります。ここフランクフルトにはユーロを発行している欧州中央銀行(日本における日本銀行)があり、その近くにこのモニュメントが設置されています。写真でモニュメントの真後ろに写っている高いビルが欧州中央銀行のビル「Eurotower」です。
このモニュメント自体は14mの高さがあり、なかなかの大きさです。近くを歩いている人と比べるとその大きさがわかるでしょうか。
通貨マークのモニュメントというのは世界的にも珍しい気もしますので、フランクフルトを訪れた際は一目見ておきたかった場所でした。
Main Tower (マインタワー)でフランクフルトを一望
Euro-Skulpturから歩いて10分程のところにあるMain Tower(マインタワー)にやってきました。マインタワーは高さ200m・地上56階の高層ビルで、高層階にはレストランや展望台が設置されています。今回はその展望台を目当てにやってきました。
入口から入り、展望台に行きたい旨を伝えチケットを購入します。
購入したチケット。料金は大人一人9ユーロです(執筆時現在、参考)。
エレベーターで展望台がある56階に向かいます。おそらくですが私の人生で最も数字が大きい階層に来ました。
展望台につくと、フランクフルト市内を一望できます。見て分かる通り屋外展望台であるとともに、柵が低く直接フランクフルト市内を見渡すことができます。
展望台からは先程までいたフランクフルト中央駅も見つけることができました。
その右手には高層ビルが立ち並んでいます。フランクフルトは金融都市としても有名ですので、オフィスとなる高層ビルがたくさんできたのでしょう。
近くには新しいビルも建設中のようでした。
旧オペラ座(フランクフルト歌劇場)
マインタワーから歩いて10分弱、旧オペラ座やってきました。かつてオペラハウスとして利用されていた建物だそうで、現在もコンサートホールとして利用されているそうです。今回は中には入らず、外観だけをサクッと見学します。
現在の建物は第二次世界大戦後に再建されたものだそうです。建築に詳しいわけではないですが、ヨーロッパの建築はその精巧なつくりが見ていて楽しいものです。
また、この旧オペラ座の付近には以下のようなヨーロッパらしい町並みもあります。フランクフルトは比較的近代的な都市であり、ヨーロッパらしさを感じにくいということも聞くのですが、場所によってはこのようなヨーロッパらしい雰囲気も楽しめるようです。
ショッピング
少し買い物をしてみようというところで、ゲーテ通りとMyZeil(ショッピングセンター)に行ってみることにします。
高級ブランドならゲーテ通り(Goethestraße)
旧オペラ座のすぐ近くにあるゲーテ通り(Goethestraße)にやってきました。小説家であるゲーテはここフランクフルトの出身であることから、その名前を冠した通りが作られたのだと思います。
このゲーテ通りは、カルティエ、ロロピアーナ、ディオールなどヨーロッパの高級ブランドが立ち並ぶショッピング街として有名です。
そして通りの名前にもなっているゲーテの銅像もあります。
高級ブランドに明るくない自分としてはさっくりと雰囲気だけ楽しみました。
カジュアルな買い物にはMyZeil
ゲーテ通りから歩いて10分ほどのところにあるMyZeilショッピングセンターにやってきました。このショッピングセンターは建物のデザインが奇抜で印象的ですが、高級志向のゲーテ通りとはことなりカジュアルに買い物を楽しめる場所です。
MyZeilにはファッションや家電、レストランなどいわゆる日本のショッピングセンター同じような店舗があります。
ただ、個人的には海外の家電量販店に行くのは好きでして、今回も行ってみました。日本の家電量販店には日本メーカーの製品が比較的多く並んでいますが、海外に行くと「このメーカーこんな商品も出していたのか」などという気付きがあり、面白いです。
今回見つけたのは韓国SAMSUNGのコードレス掃除機です。日本では見ないですよね。
そして、せっかくなのでドイツ発祥のお店にも行ってみようと、LOREYというお店にきてみました。ドイツ発祥のキッチンウェア専門店です。
ただ気づいたのがキッチンウェアは重量がそこそこあります笑
帰りの飛行機の預け荷物の重量も考慮して選んだのが、こちらのスプーンです。「HANDMADE IN GERMANY」という表示に惹かれて買いました。自宅で朝食のヨーグルトを食べるときなどに使っています。
ショッピングを楽しんだ後は、近くの「Best Worscht in Town」というソーセージのファストフード店で昼食。こちらは以下の別記事にまとめているので、ぜひご覧ください。
【フランクフルト】ドイツのファストフードBest Worscht in Townでソーセージ料理を食べる - wakamaga - 旅行マガジン
マイン川のほとりを散歩
ショッピングセンターMyZeilから10分ほどあるいて、マイン(Main)川のほとりにやってきました。マイン川はフランクフルトの中央を横切る川です。ロンドンのテムズ川やパリのセーヌ川など、ヨーロッパの主要都市にはその年を横切るように川が流れているのは興味深いです。
この写真を撮影したのはこのあたりです。このあたりはほとりがきれいに整備されており、散歩に適していました。
このあたりには線路が惹かれており、汽車が描かれた標識も有りました。ただ調べてもどのような鉄道が通っているのか(通っていたのか)はわからず、謎のままです。ここに今でも鉄道が通っていたら、マイン川を眺めながら鉄道にのるというのも一つの観光になりそうですね。
フランクフルト大聖堂
先程のマイン川のほとりの近くにあるフランクフルト大聖堂にやってきました。フランクフルト大聖堂、正式には聖バルトロマイ大聖堂(ドイツ語: Kaiserdom St. Bartholomäus)といい、フランクフルトにあるカトリックの大聖堂です。
中に入ると、まず目に入るのは貼り付けにされたキリスト像です。
そしてその左手を見ると大聖堂らしい高い天井の礼拝堂があります。
この大聖堂には数多くの美術品が展示されています。私自身、西洋美術にはあまり明るくないですが、今回は幸運なことに、現地在住の日本人のボランティアガイドの方にお会いし、日本語で様々な説明を伺うことができました。
レーマー広場(Römerberg)でかわいい建築を見学
フランクフルト大聖堂のすぐ側にあるレーマー広場にやってきました。この広場には、ドイツらしい伝統的な木組みの建築物が連なっており、近代都市のフランクフルトのなかでもドイツの伝統的な雰囲気に浸ることができます。
このピンク色の建物はフランクフルトの市庁舎です。
市庁舎にはEU旗、ドイツ国旗、フランクフルト旗、そしてウクライナ国旗が掲げられていました。
この広場の中央には正義の女神の銅像(ユースティティア像)があります。
0ユーロ紙幣
ここレーマー広場にはヨーロッパの観光名所で販売されている0ユーロ紙幣が販売されていました。1枚2ユーロです(つまり2ユーロはらって0ユーロを手に入れます)。
私も1枚記念に購入。過去にはフランス・パリの凱旋門で購入したことがあり、2枚目の0ユーロ紙幣を手に入れました。
鉄の橋
フランクフルトの観光名所の一つでもある鉄の橋「アイゼルナー・シュテーク(Eiserner Steg)」にやってきました。この橋はマイン川にかかる橋で、現在の橋は第二次世界大戦後に再建されたものです。「鉄の橋」という名前の通り、がっちりと鉄骨が組み合わさった作りの印象を受けます。
橋の上にやってきました。冬で天気もわるかったためか、人は少なめでした。
この鉄の橋には観光客が南京錠をつけていく風習?があるようです。この風習は、たまに他の観光地でも見ますね。
フランクフルト通信博物館(Museum for Communication Frankfurt)
鉄の橋から歩いて10分程度のところにあるフランクフルト通信博物館(Museum for Communication Frankfurt)にやってきました。
この博物館には通信に関する数多くの展示があります。
通信というと、最近はインターネットを想像する人が多いかもしれませんが、この博物館では「郵便」も通信として展示されています。よく考えると、いまメールやLINEでやり取りしていた内容は郵便から置き換わったものであるので、郵便が通信と言われるのも納得です。
19世紀までは人々は郵便物に切手を貼る義務はなかったそうで、受取人が送料を負担していたそうです。その後イギリスで切手が発明され、現在の郵便システムになったそうです。
この他にも、電話やタイプライター、コンピュータなどの展示もあり、これらのテクノロジーに興味がある人にはピッタリの博物館だと思います。
最後はライトアップされたフランクフルト中央駅を楽しむ
博物館見学を終えて、フランクフルト中央駅まで戻ってきました。昼食時ということで、中央駅近くのソーセージの有名店へ。こちらは以下の別記事にまとめているので、そちらもぜひご覧ください。
ソーセージ愛好家必見: ドイツ・フランクフルトの名物店での味わい - wakamaga - 旅行マガジン
夕食を終えると、すっかり日が暮れていました。中央駅の近くの街頭はこのような黄色がかった色をしており、辺り一帯が黄土色のような雰囲気になっています。
おそらくですが、中央駅を含めた古い様式の建物との雰囲気を合わせるようにしているのだと思います。
ライトアップされた中央駅はかっこいいですね。
中央駅のなかを再度みてみると、鉄道模型をみつけました。日本以外ではあまり見たことがなかったですが、ドイツでも人気なのかもしれません。ものづくりが得意という共通点がある国同士、多くの人々が好きなものもにているのかもしれませんね。
まとめ
フランクフルトを満喫できるのは実質この1日だけでしたが、観光場所が近くにまとまっているので1日でも十分に満喫することができました。記事内でも触れましたが、今回は徒歩移動のみで、どの移動も5~10分程度でした。出張やトランジットの際にフランクフルトに立ち寄ることもあるかと思いますが、その際はぜひ今回のスケジュールを参考にしてみてください。
ヨーロッパ周遊記の続きの記事はこちら↓
【フランクフルト】ドイツのファストフードBest Worscht in Townでソーセージ料理を食べる - wakamaga - 旅行マガジン